(豪)マツダCX-3/CX-5/CX-9/NDロードスター等に9万台超えの大量リコール!更にポルシェ718シリーズにリヤアクスルの不具合で1,000台分リコールに
日本市場向け同様、最悪の場合エンストの恐れアリ
以前、国内市場向けとなるマツダの主要ラインナップモデルに燃料ポンプ関連の不具合が確認され、国土交通省のプレスリリースを通してリコールが届け出されましたが、今回オーストラリア市場向けのマツダCX-3/CX-5/CX-9/MAZDA2/MAZDA3/MAZDA6/NDロードスターの7車種・計90,363台に大量リコール。
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不具合内容については、日本市場向けと全く同じとなるガソリンエンジン車の低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため樹脂密度が低くなり、燃料により膨潤して変形することがあるとのこと。
そのため、インペラがポンプケースと接触して低圧燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象年数は2017年~2019年だが…?
ちなみに製造対象年は2017年~2019年となりますが、一部改良後の2020年~2021年モデルに関しては特に不具合報告は無いとのことですが、基本構造が同じということであれば、もしかするとリコールの対象台数は更に増えることも考えられるかもしれませんね。
ポルシェとしてはちょっと珍しいリコール
続いては、ポルシェ718ケイマン/718ボクスターなどの6車種・計1,000台にリコール。
不具合内容としては、緩衝装置において、左右リヤアクスルキャリアサイドセクションの鋳造が不適切なため、強度が不足しているものがあるとのこと。
そのため当該部品が走行中に破損し、最悪の場合、ハンドル操作が正常に行えなくなるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。
対象モデルをしっかりとチェックしていこう!
気になる対象モデルは以下の通り。
これによる事故や不具合は発生しておらず、本国からの情報により明らかになっていますが、これがメーカーからなのか、それとも本国市場にて発生した不具合結果から判明したものかは明らかになっていません。
【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象者台数][718ケイマン]
・ABA-981MA122/WP0ZZZ98ZEK160033~WP0ZZZ98ZFK161043/平成 25 年 3 月 14 日~平成 26 年 9 月 19 日/232台[718ボクスター]
・ABA-981MA122/WP0ZZZ98ZDK102023~WP0ZZZ98ZFK110749/平成 24 年 10 月 16 日~平成 26 年 9 月 19 日/462台[718ケイマンS]
・ABA-981MA123/WP0ZZZ98ZEK180073~WP0ZZZ98ZFK181180/平成 25 年 3 月 14 日~平成 26 年 9 月 19 日/113台[718ケイマンGTS]
・ABA-981MA123/WP0ZZZ98ZFK180107~WP0ZZZ98ZFK180895/平成 26 年 8 月 23 日~平成 26 年 10 月 21 日/10台[718ボクスターS]
・ABA-981MA123/WP0ZZZ98ZDK123077~WP0ZZZ98ZFK130659/平成 24 年 10 月 16 日~平成 26 年 9 月 19 日/180台[718ボクスターGTS]
・ABA-981MA123/WP0ZZZ98ZDK130256~WP0ZZZ98ZFK130602/平成 26 年 9 月 19 日~平成 26 年 10 月 21 日/3台
改善措置としては、全車両、左右リヤアクスルキャリアサイドセクションを良品に交換し、また交換後アライメント調整等を行うなどのリコール作業を実施するとのことです。